本年もよろしくお願い申し上げます。
2010年が明けましたが,いかがお過ごしでしょうか。
新年早々の診療の混雑にまぎれ,新年のご挨拶が遅れました。
ようやく新型インフルエンザも下火になりつつありますが,そろそろ季節性の流行も始まる頃ですので,皆さん日々の健康には充分お気をつけ下さい。
また花粉症に関しても,花粉の飛散は2月からですが,1月下旬からの早めの内服が「先手必勝」ですので,お気をつけ下さい。
首藤耳鼻咽喉科 しゅとじび 院長 首藤純
2010年が明けましたが,いかがお過ごしでしょうか。
新年早々の診療の混雑にまぎれ,新年のご挨拶が遅れました。
ようやく新型インフルエンザも下火になりつつありますが,そろそろ季節性の流行も始まる頃ですので,皆さん日々の健康には充分お気をつけ下さい。
また花粉症に関しても,花粉の飛散は2月からですが,1月下旬からの早めの内服が「先手必勝」ですので,お気をつけ下さい。
首藤耳鼻咽喉科 しゅとじび 院長 首藤純
本年の診療も本日12月29日までです。
開院して2年半,実に1万人を超える方々に来院頂きました。100%の満足を与えられる医療というものは,なかなか実現できるものではありません。特に患者さんが多い昨今は,じっくりとお話を伺いたくても,どうしても病気に特有の症状の要点を聴き出すことが主体となってしまい,そのためにセカセカした医療になってしまいがちであることを,日々反省致しております。しかしながら,この2年半,一度もいい加減な医療を行ったつもりはありません。治療方針を立てるにあたって,薬だけでいくのか,処置/手術(切開など)が必要なのか,それをはっきりとさせるためには,どのような検査が必要か,どのような説明をすれば,患者さんご自身や親御さんにご納得頂けるか,またより高次の医療機関に紹介するべきケースなのか,そしてそのタイミングはいつなのか,外来の短い時間の中で,医師として当然ではありますが,毎日頭をフル回転させています。
2010年を迎えるにあたって,これからも自分が患者の立場となった時に,また自分の子供が患者である時に,また自分の両親,祖父母が患者であるときに,受診して,受診させて納得できる医療を,院長以下スタッフ一同,引き続き行って参る所存です。もちろん,自分の考えうるベストの医療を行っていくために,院内研修をはじめとした,日々の研鑽,勉強も,これからも継続していきます。
皆さんに感謝を込めて,2009年のブログを終えます。
そして,来る2010年もよろしくお願い申し上げます。
首藤耳鼻咽喉科 院長 首藤純
当院でもこれまで多くの新型インフルエンザ患者さんを診察/治療して参りました。幸いにして,入院に至るほどの重症患者さんはいらっしゃらなかったのですが,今回の新型インフルエンザを通してわかったことがいくつかあります。
●これまでの迅速診断キットでは判明しにくい場合が多々あること
兄弟や親子に新型インフルエンザ陽性が確定した方がいるのにも関わらず,12−24時間を経過しても陽性とならない場合が多くあります。その場合は,状況証拠で臨床的にインフル陽性として治療します。
●解熱しても,せきが多く後遺症として残ること
インフルエンザそのものは改善しても,咳が残る方が多いです。咳は多くの場合PIC(ピック:post inflammation cough)と言われ,感染症の後で残る咳ですが,さらに持続すれば咳喘息(喘息一歩手前)となり,喘息に移行する可能性もありますので,早め早めに対応/治療する必要があります。
●解熱しても,鼻汁が多く後遺症として残ること
インフルエンザそのものは改善しても,鼻汁が残る方が多いです。鼻汁は多くの場合透明で一過性の鼻水ですが,持続すれば膿性鼻汁(黄色や緑色の鼻水,青はな,あおっぱな)となり,慢性副鼻腔炎(ちくのう)に移行する可能性もありますので,早め早めに対応/治療する必要があります。
いずれにしても,インフルエンザはタミフルやリレンザなどのインフルエンザに対する治療薬と,鼻水や咳に対する治療薬の両方が必要になりますので,ご相談下さい
大分市津守 首藤耳鼻咽喉科 しゅとじび
これまで喘息用の咳嗽(長く続くせき)の場合,検査として聴診や,胸のレントゲンや,問診による咳の出方で,診断をして処方してきました。しかしながら,喘息としてのコントロールを行う上で,呼吸機能検査は必要不可欠と考え,この度,呼吸機能の検査装置を導入しました。これにより,肺活量だけでなく,ピークフロー,フローボリューム曲線,気管支拡張剤を吸入する前後で呼吸機能がどのように変化するかなどを測定し,その結果に応じた,吸入薬や,内服の処方が可能となりました。
また,肺年齢という項目も調べられるようになっており,20歳をピークとして,いったい今の自分の肺年齢が何歳かもわかります。やはり,喫煙の長い方は実年齢が40歳でも肺年齢56歳など,自分の年齢+10+α歳程度の結果になるようです。
首藤耳鼻咽喉科 咳喘息 ながい咳 せき 診断 検査 治療
これまで,点滴中や手術中の血圧やSpO2(酸素濃度の値)の測定は,看護師が別々の器械を用いてその都度行っておりました。しかしながら,手術の最中や,気分が悪くなってお見えになった患者さんの全身状態を一括して,手際よく把握するために,生体監視モニターを導入しました。
これにより,心電図,血圧,呼吸(呼吸の深さ),SpO2などを一括して測定することが可能になりました。通常の手術,点滴治療はもちろん,万万が一の事態にも,当院備え付けのAEDとともに,皆さんのお役に立てると思います。
首藤耳鼻咽喉科はこれからも,皆さんのお役に立てる新機器を導入して参ります。
首藤耳鼻咽喉科 小児耳鼻咽喉科 耳鼻科 鼻水 咳 くしゃみ アレルギーも